コロナ禍の株式相場を乗り切る!投資初心者が知っておくべき5つのポイント

※先日がんばって書いたこちらの記事が不採用になってしまったので、ここで供養します〜!株に興味がある方はぜひご覧ください(^^)
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新型コロナウイルス感染拡大の影響で、日本や米国の株式相場は乱高下を繰り返しています。しかしこの相場下落をチャンスと捉え、株式投資に励む投資初心者も増加中です。

せっかく投資を始めたなら、継続的に取り組んで資産を拡大していきたいところですが、一筋縄ではいかないのも投資の世界。

そこで投資初心者が気をつけるべきポイントを、5つに絞って解説します。これから本格的に投資を始める方は参考にしてみてください。

コロナ禍で投資を始める人が増えている


画像引用:日経平均株価(Yahoo!ファイナンス)

2019年は米国の株式相場が好調で、世界の株式相場を牽引した一年でした。日本の株式相場も連動して上昇し、2019年最終取引日の日経平均株価は23656.62円と、2018年末に比べて18%も伸びています。

しかし2020年初頭から新型コロナウイルスが猛威をふるい始め、その影響を受けた株式相場は2020年2月ごろから急落。3月19日には16358.19円の年初来最安値をつけました。

すでに株式を保有していた投資家からは悲鳴が上がりましたが、一方でこの下落相場をチャンスと捉え、株式投資を始めた人もいます。

経済誌・日経マネーが実施した「2020年個人投資家調査」(実施期間:2020年4月15日~5月6日、回答数:34973人)によると、投資歴6ヶ月未満の投資初心者は回答者全体の10.8%に上ったそうです。

証券口座を開いた理由は、老後資産の確保や投資での利益獲得など。コロナ禍で株価が大きく下がったことを理由に挙げた人も一定数いました。そのほか、自粛の影響で自宅にいる時間が増えたことも一因と考えられています。

コロナ相場で投資初心者が利益を得るための5つのポイント

コロナ禍の日本株式相場は、3月19日に年初来最安値をつけてから急反発し、上昇と下落を繰り返しています。上昇への足がかりになる「二番底」がいつ来るのか、すでに来ているのか不明確な状況で、これまでの分析手法が通じにくい状態とも言えるでしょう。

デイトレードやスイングトレードの初心者が知っておきたいポイントは、次の5つです。投資の基本はこの環境下でも変わりませんが、今だからこそお伝えしておきたい内容も含んでいます。

  1. コロナ相場=安値ではない。チャートをよく観察
  2. 「余裕資金での運用」を徹底する
  3. 直感NG!まずはテクニカル分析にチャレンジ
  4. 利益確定ラインと損切りラインを決めておく
  5. SNSでの情報に惑わされない

ではそれぞれの内容について解説していきましょう。

コロナ相場=安値ではない。チャートをよく観察

新型コロナウイルス感染拡大による株価下落はすでに落ち着いており、すべての株が一度安値をつけた状態からは脱しています。よって、「コロナ=株が安い」というわけではありません。また「大手企業=安心」という状態でもないです。

まずはさまざまな株のチャートを見てみましょう。この環境下で下落を続けている株、すでにある程度反発している株、コロナ禍で実績を伸ばして最高値を更新する株など、方向性がばらけているはずです。

下落し続けている株は反発するまでに時間がかかると思われるので、まずは下落から回復し始めている株をいくつか見つけ、株の値動きを数日間観察してみましょう。

「まずは買ってみる」という姿勢はチャレンジングで個人的には好きですが、時間をかけて値動きの幅を確認してからでも遅くはないと思います。

「余裕資金での運用」を徹底する

投資は大きな金額をかけるほど大きな利益を得られる期待が持てますが、同じくらい大きな損失を受ける可能性も捨てきれません。株式投資を始めるときは、生活に必要な資金は手元に残しておき、余裕資金で始めるのが鉄則です。

余裕資金は「このお金がなくなっても生活できる」というお金のことで、その金額はその人や世帯によって異なります。

現在のように経済が不安定なときは、給与収入が減少する可能性もありますので、3ヶ月〜6ヶ月程度の生活資金は現金で確保しておくと安心でしょう。

そして初心者は、20〜30万円程度の小資金で株式投資を始めるのがおすすめです。

日本株は基本的に100株単位で売買するので、20万円あれば株価2000円の株が100株購入できる計算になります。2000円以下の株はかなり多くありますので、その中から手頃な株を選んで投資するといいでしょう。

ちなみに資金が30万円以上あれば、株を借りて売買できる「信用口座」も開けます。しかしリスクが大きくなるので、慣れるまでは通常の取引で腕を磨いた方が無難です。

直感NG!まずはテクニカル分析にチャレンジ

株式投資を始めるときは、まずどの株を買うかで悩みますよね。次の3人のうちどの選び方が合っていると思いますか?

  • みっちり株式分析で検証してから購入する、堅実派
  • 考えてもよくわからないから直感で購入する、直感派
  • 有名な経済誌で勧めていた株を購入する、情報収集派

どの選び方でも利益が出る可能性は十分にあります。なのですべて正解です!ただ、今後自分で上手に利益を得やすいのは、堅実派の方ではないでしょうか。

一回の投資に対して「この数値が良かったから買った」「この波形が目に止まったから買った」という仮説を自分の中で立てられると、その仮説を次の投資に活かせるからです。

株を売買するごとに仮説検証を繰り返すことで投資スキルが磨かれ、利益を上げられる確率が上がっていくでしょう。

株式分析の手法は、チャートの波形から検証する「テクニカル分析」と、企業の業績や財務状態から検証する「ファンダメンタル分析」の二つがあります。

両方覚えた方が勝率は上がりますが、初心者は比較的分かりやすいテクニカル分析から覚えるといいでしょう。まずは「移動平均線」「ボリンジャーバンド」などをチャートに表示させるだけで、値動きを把握しやすくなりますよ。

なおファンダメンタル分析をする際は、必ず2020年3月期以降のデータを使います。これ以前に業績が好調だった企業でも、すでに悪化している可能性もあるからです。

特に2021年期の業績見通しを発表していない企業は、今後業績の修正や見通しの発表があるたびに株価が大きく左右されるかもしれないので、注意しておくといいですね。

利益確定ラインと損切りラインを決めておく

投資家が損をしやすいタイミングは、「利益が出ている株を売るか迷っている間に株価が下落したとき」や、「損が出ている株を保有し続けて損失が拡大したとき」などです。

そこで株購入時に「〇〇円まで上がったら売却する」という利益確定ラインと、「〇〇円まで下がったら売却する」という損切りラインを決めておくと、いざ売却するときに迷わなくなります。

株式投資を続けると、自分のトレードの癖が分かってくるはずです。例えば、私は損切りが得意なので大きな損失はあまり出しませんが、利益を膨らませるのが苦手。

なので現在は、利益をなるべく膨らませてから売却することを意識して取り組んでいます。

最初から上手に株の売買ができる人はいませんので、コツコツ利益と経験値を貯めていきましょう。

SNSでの情報に惑わされない

今はSNSで多くの情報を収集できる時代なので、SNSで投資家やトレーダーをフォローし、その人が挙げた株を購入する人もいるかもしれません。このやり方は一長一短だと考えています。

もちろん好意で発言する方もいますが、中には株価の釣り上げや急落を狙って情報を流す方も存在します。その発言に従って売買すれば利益は出せるかもしれませんが、だまされる可能性も十分にあるのです。

SNSでの情報収集は、人々が注目している株を知ることに利用し、実際の投資判断は自分で行いましょう。自分の頭で考えて売買した方が投資スキルも向上していきます。

まとめ

コロナ禍で株式投資を始めた方々は昨年よりも増加し、乱高下する相場をチャンスと捉えて投資を始める人が多いことが分かります。

そんな投資初心者の方々に対して伝えたい”5つのポイント”について解説しました。コロナ禍の相場は通常時とは違う動きを見せるため、まずは株価チャートをよく観察し、少額の余裕資金で運用を始めるのがおすすめです。

株式投資は誰でも利益を出せる大きな可能性と、スキルや経験を蓄えてレベルアップしていく面白さを兼ね備えています。ぜひ一緒に株式投資の世界で切磋琢磨しましょう。

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