こんにちは〜!お金クイズのお時間です!
今回は、海外に関係する問題です〜。早く外国に行ける日常が戻ってきてほしいですね(´Д⊂グスン
ではクイズです!
Q.銀行から海外に向けて送金するとき、手数料はどれくらいかかるでしょう?
- 国内と同じくらいだと思うから、400円!
- 高そう…とはいっても1000円くらいっしょ
- 5000円はかかるんじゃない?
チッチッチッチッチッ……♫♫
チッチッチッチッチッ……♫♫
ぴこーん٩(๑òωó๑)۶!!!!!
正解は……
C. 5000円はかかるんじゃない? でした〜〜!!!!!
海外送金の手数料はシステムで決まる
そもそも海外送金する機会は、あまり多くないかもしれません。
事例としてはこのようなケースがあります。
- 海外に留学中の子どもや孫、単身赴任中の旦那に送金する
- 海外旅行中に所持金がなくなってピンチ!親に送金してもらう
- 海外から出稼ぎに来ている人が、日本から自国へ送金する
- 日本で不正に取得したお金を数カ国経由して自国へ送金する(これ犯罪。マネーロンダリング・略してマネロン。ダメ絶対。)
最近はクレジットカードやデビットカードを使えば、現地のATMから現金(外貨)を直接下ろせちゃうので、現金を送金するシーンは減っている印象です。
しかも銀行から現金を送金すると、個別の差はあれど4000〜6000円ほど手数料がかかってしまいます。
こんな高い手数料がかかるのは、「SWIFT(スウィフト)」という送金手段を使っているからです。
SWIFTを和訳すると「国際銀行間通信協会」、簡単にいうと国際的な送金システムのことです。
とても分かりやすい図解を発見したので、ここに引用させてください。
引用:【図解】SWIFTとは?国際送金を一手に担うシステムの解説(ツインズナオキさんのブログ)
例えば日本からアメリカにいる知人に10万円を送金するとします。
まず日本の〇〇銀行で、アメリカへ送金したい旨を伝えて手続き。すると〇〇銀行は、日本の海外送金を統括している中継銀行(だいたい三菱UFJ銀行らしい)に送金します。
中継銀行はSWIFTを使って、海外の中継銀行(コルレス銀行ともいいます)に送金。そしてコルレス銀行がアメリカの△△銀行に送金。
こんな長旅を経て、日本から送金した10万円はアメリカにいる知人の手に渡るわけです。
一体何回送金するんだよって感じのシステムなので、その分送金手数料もかさむ、時間もかかってしまいます。
海外送金はマネーロンダリング(犯罪)に使われる可能性も十分あるので、銀行の窓口では送金理由や証明資料の提出も求められます。
マイナンバーの提出も義務化。端的に言うと、銀行は「海外送金したくない」んです。それなりのリスクも手間もあるので、当然といえば当然かもしれません。
気軽に送金できるサービスも続々
とは言っても、グローバル化した社会に海外送金ニーズは確実にあるので、小規模〜中規模の企業が海外送金事業に参入しています。
代表的なサービスを2つ紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
実は海外送金もできる「PayPal」
PayPal(ペイパル)は、日本国内でもよく使われているオンライン決済サービス。実は海外送金にも利用できます。
PayPalの特徴は、とにかく手数料が安いこと。例えば日本からアメリカへ米ドルで20万円分送金したときでも、499円しかかかりません。はっきり言って激安です。
ただ、日本円を外貨に交換する際にかかる手数料(為替手数料といいます)が、やや高め。相手もPayPalアカウントを作成する必要もあります。
この2点だけ注意しておくといいでしょう。
仕組みが最高!「TransferWise(トランスファーワイズ)」
個人的にイチオシなのが、ヨーロッパ生まれの海外送金サービス・トランスファーワイズ。
何が最高かって、送金手数料が安く、かつ為替手数料も少ないこと。つまり送金コストがかなり下げられるんです。
先程の例(日本円20万円分をアメリカに米ドル送金する場合)だと、送金手数料は1383円なのでPayPalよりは高いのです。
しかし換金する為替レートが、これだけ違います。
・PayPal…1米ドル=112.100円
・トランスファーワイズ…1米ドル=106.743円
よって結果的に送金できる米ドルは、トランスファーワイズの方が98.59ドル(約10450円)も多くなる計算です(参考:こちらのサイトで概算が見られます)。
これだけ手数料が抑えられるのは、自社で膨大な数の国際・国内銀行の口座を持っていて、自社内で資金を移動させているから。SWIFTを使わない送金システム網を確立しているんですね。
スケールのでかいことをやっている会社だと思います。
銀行以外の海外送金サービス、知っておくと便利かも
今回は海外にお金を送金する際のサービスをご紹介しました!
もちろん銀行を使ってもいいのですが、海外送金に関しては手数料が高すぎるので、実際にはPayPalやトランスファーワイズなどのフィンテック企業のサービスを使うといいと思います。
では、また!
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